地方競馬のゼッケン

地方競馬まとめ

競馬にとって重要なアイテムであるのが馬に装着するゼッケン。馬番を表示して馬の判別をする実務的な機能に留まらず、レースの格などによっては色を変えたり馬名等を併記することで視覚からも特別感を演出する効果があります。

各主催者ごとに、ゼッケンの表記や色使いは場ごとに大きく異なっており、個性が際立っています。本項では特別企画的なものを除いた、通常設定されている各地方競馬のゼッケンのデザインをまとめてみました。

概略

各主催者が定める実施規則等において、地方競馬では騎手が騎乗する際には馬への番号ゼッケンの装着が義務付けられています。よってゼッケンの装着は必須ですが、番号さえ表示しておけば問題はありません。このため、JRAのように原則として全ての競走で馬名入りゼッケンを採用している地方競馬は東京シティ競馬(大井競馬場)のみであり、その他の地方競馬では番号以外の表記のあるゼッケンを使用するのは重賞競走等の主要競走に留め、大半の競走では番号のみのゼッケンを使用しています。

大井競馬場は原則馬名入りゼッケン
(2019.12.4撮影)
その他の競馬場では番号ゼッケンでのレースが大半
(画像は園田競馬場・2022.10.27撮影)

いわゆる平場の場合、JRA同様に全馬白のゼッケンとする地方競馬が多いものの、帯広ばんえい、金沢、高知の3主催者は出走馬の枠色を配した番号ゼッケンを付けるようになっており、見た目がカラフルになっています(能力検査だけ枠色ゼッケンを使用する地方競馬もあります(盛岡・水沢、浦和、川崎))。

大半の地方競馬の平場は白ゼッケン(2016.9.17 盛岡競馬場)
少数ながら枠色のゼッケンを使うところも(2022.4.17 高知競馬場)

馬名入り等のゼッケンの場合は、JRAのゼッケンを製造しているメーカーに発注しているため、書体はJRAのゼッケンと同一ですが、番号のみゼッケンは主催者が個別に用意しているためか、JRAの書体とは異なるものが多く見られます。

園田・姫路だけで見られる角ばった「8」(2022.10.27撮影)
盛岡・水沢の特別競走ゼッケンは数字が太い(2016.9.19撮影)

特別競走・準重賞競走の扱いは各地方競馬ごとにまちまちですが、重賞競走では、ばんえい競馬の一部を除き馬名入りゼッケンを使用しています。JRAのGI競走で多く用いられる紫紺のゼッケンが主流ですが、路線や格付けの違いで地色や文字色を変える趣向を凝らす主催者も見られます。

地方競馬の重賞で最もポピュラーな紫紺地ゼッケン
(佐賀競馬場・2022.9.25撮影)
園田・姫路は全ての重賞で赤褐色の馬名入りゼッケンを使用
(2019.11.14撮影)

JRAのゼッケン

JRAで馬名入りゼッケンが完全導入されたのは1991年1月5日の開催から。1983年から一部の重賞・特別競走で馬名等の番号以外の表記が追加され始め、順次全重賞、全特別競走と使用対象が拡大していったようです。

JRAでも昭和期のゼッケンは競馬場毎に仕様が違ったりしていたこともあったようですが、現在は配色等全ての様式が全国で統一されており、JRA公式ウェブサイトで紹介ページも設けられています。

各地方競馬のゼッケンデザイン

ばんえい十勝(帯広)

地色字色内側外側使用競走
枠番色黒・白馬番馬番普通競走(新馬戦含む)
馬番馬番特別・準重賞競走
馬番馬番BG2・BG3牝馬限定重賞競走
ナナカマド賞(BG3)
馬番馬番BG2・BG3重賞競走
赤褐色番:黄
名:白
馬番
競走名
馬名
馬番
競走名
馬名
BG1牝馬限定重賞競走
ばんえいダービー(BG1)
紫紺番:黄
名:白
馬番
競走名
馬名
馬番
競走名
馬名
BG1重賞競走
※内側・外側はスタンド前走路をゴールに向かって走行した場合の視点

ばんえい競馬は独特の角ばった書体で記された馬番号表記のゼッケンが特徴的です。普通競走では現在では少数派となった枠番色をベースにしたゼッケンを使用しますが、特別競走以上では競走の格に応じて全馬同じ色のゼッケンを使用します。

重賞競走は格付けと条件に応じて色が使い分けられていますが、歴史的経緯があるのかパターン外の使われ方がされているものもあります。
かつては重賞競走でも馬名は表示されていませんでしたが、2018年3月の「第50回ばんえい記念(BG1)」で帯広市単独開催化後初となる馬名入りゼッケンの使用を開始し、以降はBG1格付の重賞で使用されています。書体は他主催者平地競走重賞ゼッケンと同じですが、ばん馬の大きな体に合わせてサイズが大きく、平地競走では両側に分かれる競走名と馬名が両側共に併記されているのが特徴です。

ホッカイドウ競馬(門別)

地色字色内側外側使用競走
馬番馬番普通競走
(JRA認定競走含む)
新馬戦(JRA認定でない競走)
深緑馬番
馬名
馬番
競走名
JRA認定新馬戦
(普通競走・特別競走とも)
馬番馬番特別競走
(条件交流競走、JRA認定競走含む)
深緑馬番
騎手所属
騎手名
馬番
騎手名
ヤングジョッキーズシリーズ
(特別競走)
赤褐色馬番
競走名
馬番
競走名
準重賞競走
紫紺馬番
馬名
馬番
競走名
H2・H3重賞競走
馬番
馬名
馬番
競走名
北海優駿(H1)
紫紺馬番
馬名
馬番
競走名
H1重賞競走
JpnIII重賞競走
※内側・外側はスタンド前走路をゴールに向かって走行した場合の視点

門別競馬場で番号のみのゼッケンが使われるのは普通競走と騎手交流を除く特別競走。特別競走の色は地方競馬では唯一の青となっています。

また、普通・特別問わず2023年よりJRA認定の新馬戦のゼッケンに馬名が入るようになり、2022年以前から特別競走の新馬戦「スーパーフレッシュチャレンジ競走」で使われていたデザインをベースに競走名(「スーパーフレッシュ」もしくは「フレッシュチャレンジ」)と馬名が記されています。
一方シーズン後半に少数行われるJRA認定でない新馬戦は2022年以前と同様に白の番号のみゼッケンで行われます(平地競走の新馬戦で名入りを使わない唯一のケースとなっています)。

準重賞競走は赤褐色で両側に競走名が併記。重賞競走では競走名と馬名が入ります。格付ごとに配色が異なりますが、ダービー競走である「北海優駿(H1)」のみ例外的にJRAの日本ダービーのデザインに範を取ったか2020年より白ゼッケンの馬名入りとなっています。

岩手競馬(盛岡・水沢)

地色字色内側外側使用競走
馬番馬番普通競走
JRA認定特別競走
馬番
馬名
馬番
競走名
新馬戦(普通競走)
馬番馬番特別競走
(条件交流競走含む)
赤褐色馬番
騎手所属
騎手名
馬番
競走名
騎手交流競走
(特別競走)
馬番馬番準重賞競走
紫紺馬番
馬名
馬番
競走名
M1~M3ダート重賞競走
深緑馬番
馬名
馬番
競走名
M1~M3芝重賞競走
紫紺馬番
馬名
馬番
競走名
Jpn重賞競走
※内側・外側はスタンド前走路をゴールに向かって走行した場合の視点

盛岡競馬場・水沢競馬場は新馬戦と重賞競走のみに馬名入りゼッケンが使われます。普通は白、特別は赤ですが、2歳のJRA認定特別競走は白ゼッケンが使われています。

新馬戦は2023年より馬名入りを導入。片側に競走名「ファーストステップ2歳新馬」、もう一方に馬名が表示されています。

2017年までは一部の重賞競走に現在は準重賞競走で使われる紫色で番号のみのゼッケンが使用されていましたが、2018年から全ての重賞競走が馬名入りとなっており、ダート、芝、ダートグレードの3区分で使い分けられています。

盛岡競馬場の芝重賞で使用される深緑の馬名入りゼッケン(2015.9.22撮影)

浦和競馬(浦和)

地色字色内側外側使用競走
馬番馬番普通競走
特別競走
(条件交流競走、2歳JRA認定競走含む)
馬番
馬名
馬番
競走名
新馬戦(普通競走)
馬番
騎手所属
騎手名
馬番
騎手名
ヤングジョッキーズシリーズ
(特別競走)
赤褐色馬番
馬名
馬番
競走名
準重賞競走
紫紺馬番
馬名
馬番
競走名
SI・SIII重賞競走
深緑馬番
馬名
馬番
競走名
ルーキーズサマーカップ(SIII)
紫紺番:黄
名:桃
馬番
馬名
馬番
競走名
ユングフラウ賞(SII)
番:黄
名:桃
馬番
馬名
馬番
競走名
桜花賞(SI)
紫紺馬番
馬名
馬番
競走名
Jpn重賞競走
※内側・外側はスタンド前走路をゴールに向かって走行した場合の視点

浦和競馬場は準重賞以上が馬名入りゼッケンとなります。一方で普通競走と特別競走は同じ白ゼッケンを使用するため、開催日によっては終日白ゼッケンのみという日も珍しくはありません。
新馬戦ゼッケンは南関東では最後となる2023年より馬名入りを導入。片側に競走名「ドリームチャレンジ」、もう一方に馬名が表示されています。

準重賞競走は赤褐色ゼッケンを使用。

重賞競走は大まかには南関東重賞かダートグレードかという区分ですが、南関東牝馬三冠として注目度の高い「桜花賞(SI)」と前哨戦の「ユングフラウ賞(SII)」はデザインを変えており、特に「桜花賞(SI)」は地方競馬の重賞競走としては珍しく黒地ゼッケンを使用して目立たさせています。また、2023年より重賞競走に格上げされたた「ルーキーズサマーカップ(SIII)」は前身の準重賞時代からイレギュラーな扱いとなる深緑のゼッケンが使用されていましたが、重賞格上げ後もゼッケンのデザインは変わらずレアな存在を維持しています。

浦和競馬の準重賞競走で使われる赤褐色馬名入りゼッケン(競走名側・2015.9.22撮影)

船橋ケイバ(船橋)

地色字色内側外側使用競走
馬番馬番普通競走
特別競走
(条件交流競走含む)
水色馬番
馬名
馬番
競走名
新馬戦(普通競走)
馬番
競走名
馬番
競走名
一部の特別競走
(協賛競走、YJS、2歳JRA認定競走の一部)
準重賞競走(条件交流含む)
赤褐色馬番
競走名
馬番
競走名
準重賞「クイーンズオーディション」
紫紺馬番
馬名
馬番
競走名
SII・SIII重賞競走
深緑馬番
馬名
馬番
競走名
SI重賞競走
紫紺馬番
馬名
馬番
競走名
JpnII・JpnIII重賞競走
赤褐色馬番
馬名
馬番
競走名
クィーン賞(JpnIII)
深緑馬番
馬名
馬番
競走名
かしわ記念(JpnI)
※内側・外側はスタンド前走路をゴールに向かって走行した場合の視点

船橋競馬場で馬名入りゼッケンが使用されるのは重賞競走のみとなっており、普通競走と特別競走は共に番号のみの白ゼッケンを使用することから終日同一デザインゼッケンのみという日も見られます。
2歳新馬戦の馬名入りゼッケン導入は2017年と早い方。船橋の新馬戦は開催回ごとに競走名「〇〇〇デビュー」の〇〇〇の部分が変わりますが、馬名の反対側にその競走名もプリントされています。

船橋の特徴としては競走名を両側に表示した白ゼッケンがあり、協賛企業が付いていたり、企画ものの競走名の場合は特別競走でも競走名付きゼッケンとなります。また準重賞競走も競走名の両側表示となっているほか、ヤングジョッキーズシリーズ(2022年度時点)では唯一騎手名を表記せずこのタイプのゼッケンを使用していました。なお、準重賞のうち「クイーン賞(JpnIII)」のトライアルである「クイーンズオーディション」だけは地色がクイーン賞と同じ赤褐色を使用しています。

重賞競走は競走格で配色を分けており、最高位の南関東SIとダートグレードJpnIは船橋ケイバのシンボルカラーを意識してなのか(深)緑を使用。一方、その他は基本的に紫紺地ながら、例外的に「クイーン賞(JpnIII)」だけは赤褐色を使用しています。

東京シティ競馬(大井)

地色字色内側外側使用競走
馬番
馬名
馬番
馬名
普通競走
(新馬戦含む)
特別競走
(条件交流競走、2歳JRA指定競走含む)
深緑馬番
騎手所属
騎手名
馬番
競走名
ヤングジョッキーズシリーズ
(特別競走)
深緑馬番
競走名
馬番
騎手所属
騎手名
ゴールデンステッキ賞
(特別競走)
紫紺馬番
馬名
馬番
馬名
準重賞競走(条件交流競走含む)
紫紺番:黄
名:桃
馬番
競走名
馬番
馬名
牝馬重賞競走
紫紺馬番
競走名
馬番
馬名
重賞競走
※内側・外側はスタンド前走路をゴールに向かって走行した場合の視点

現在番号のみのゼッケンを一切使用していない唯一の地方競馬場が大井競馬場。普通競走・特別競走は共通の白ゼッケンであるため、ゼッケンの色に変化のない日はよくありますが、代わりに各馬の馬名がゼッケンに表示されているため見た目の単調感はありません。馬名が入らないのは、騎手名がゼッケンに表示される「ヤングジョッキーズシリーズ」といった騎手が主役となる競走のみです。

準重賞競走以上はゼッケンが紫紺地となりますが、競走名が入るのは重賞競走のみ。重賞競走のデザインは牝馬限定のみ馬名・競走名が桃色になるのみで、重賞の格による差は付けられていません。
なお、重賞ゼッケンは、ゴールに向かう場面において観客側には競走名が入っている方が見えるように装着する珍しい形が取られています。

大井競馬場での重賞のゴール前。観客側には競走名が見える。(2019.12.4「第11回勝島王冠(SII)」)

川崎競馬(川崎)

地色字色内側外側使用競走
馬番馬番普通競走
特別競走
(2歳JRA認定競走含む)
馬番
馬名
馬番
競走名
新馬戦(普通競走)
馬番
馬名
馬番
競走名
毛色限定特別競走
馬番馬番条件交流特別競走
赤褐色馬番
騎手所属
騎手名
馬番
競走名
佐々木竹見カップ第1戦
(特別競走)
赤褐色馬番
騎手所属
騎手名
馬番
競走名
佐々木竹見カップ第2戦
(特別競走)
深緑馬番
騎手所属
騎手名
馬番
競走名
ヤングジョッキーズシリーズ第1戦
(特別競走)
深緑馬番
騎手所属
騎手名
馬番
競走名
ヤングジョッキーズシリーズ第2戦
(特別競走)
馬番
騎手所属
騎手名
馬番
競走名
レディスジョッキーズシリーズ
(特別競走)
赤褐色馬番
馬名
馬番
競走名
準重賞競走
紫紺馬番
馬名
馬番
競走名
重賞競走
※内側・外側はスタンド前走路をゴールに向かって走行した場合の視点

川崎競馬場は特別競走以下のゼッケンの設定が南関東4場の中では少し細かくなっています。
普通競走・特別競走とも基本は白ゼッケンですが、条件交流競走は全馬緑ゼッケン、毎年決まった時期に行われている毛色限定の特別競走は馬名入りの黒ゼッケンを使用します。また、騎手交流競走のうち、毎年行われる「佐々木竹見カップ」と「ヤングジョッキーズシリーズ」は1戦ごとに色が異なります。

新馬戦への馬名ゼッケン導入は、大井競馬場を別とすれば一番早い2016年から導入されており、片側に馬名、反対側には競走名(2歳は「スパーキングデビュー新馬」、3歳は「川崎デビュー新馬」)が付されています。JRAでは使われていないものの最近各地で見かけるようになった「水色地黄文字のゼッケン」は川崎の新馬戦が先駆けではないでしょうか。

一方、準重賞競走と重賞競走は条件や格付けを問わず色遣いはそれぞれ1種類で固定されています。

金沢競馬(金沢)

地色字色内側外側使用競走
枠番色黒・白馬番馬番普通競走
特別競走
(条件交流競走含む)
馬番
馬名
馬番
馬名
新馬戦(普通競走)
深緑番:白
名:桃
馬番
騎手所属
騎手名
馬番
競走名
ヤングジョッキーズシリーズ
第1戦(特別競走)
水色馬番
騎手所属
騎手名
馬番
競走名
ヤングジョッキーズシリーズ
第2戦(特別競走)
馬番馬番準重賞競走
紫紺馬番
馬名
馬番
競走名
百万石賞、利家盃、
金沢スプリングカップ、
北國王冠、イヌワシ賞
ネクストスター金沢
紫紺番:黄
名:桃
馬番
馬名
馬番
競走名
金沢シンデレラカップ
深緑馬番
馬名
馬番
競走名
北日本新聞杯
敬馬賞(準重賞競走)
水色馬番
馬名
馬番
競走名
日本海スプリント
金沢スプリントカップ
番:黄
名:桃
馬番
馬名
馬番
競走名
石川テレビ杯
水色番:黄
名:桃
馬番
馬名
馬番
競走名
加賀友禅賞
ノトキリシマ賞
赤褐色馬番
馬名
馬番
競走名
お松の方賞
徽軫賞
赤褐色馬番
馬名
馬番
競走名
2歳JRA認定競走
(普通競走)
読売レディス杯
馬番
馬名
馬番
競走名
石川ダービー
金沢ヤングチャンピオン
MRO金賞
紫紺馬番
馬名
馬番
競走名
白山大賞典(JpnIII)
サラブレッド大賞典
中日杯
※内側・外側はスタンド前走路をゴールに向かって走行した場合の視点

金沢競馬場は普通・特別競走とも各馬の枠番の色をあしらった番号ゼッケンを使用。同じ色使いのゼッケンのみで一日が終わることもありますが見た目は常にカラフルです。

新馬戦の馬名入りゼッケンは2022年から導入。金沢競馬の早い時期の新馬戦には競走名(「スーパードリーム」もしくは「ドリーム」)が付いていますが、ゼッケンには表示がなく白ゼッケンで両側馬名入りとなっています。また普通競走扱いの2歳JRA認定競走でも赤褐色の競走名・馬名入りゼッケンが使われています。反面、準重賞競走は番号のみの紫ゼッケンが使われています。

重賞競走に関しては10パターンもの配色があり、地方競馬の中で最もバリエーションがあります。ただ、条件で分けているのか路線で分けているのか、あるいは位置づけなのか、何をもって使い分けているのかという説明が難しいくらいに分かれています。
なお、2023年はJRA上級認定競走と重賞の「読売レディス杯」が同じ配色のゼッケンとなっています。

金沢競馬の枠色ゼッケンは番号が大きめで「0」がやや角ばっている(2013.11.4撮影)

笠松けいば(笠松)

地色字色内側外側使用競走
馬番馬番一般競走
(特選競走含む)
条件付きオープン特別競走
2歳JRA認定特別競走
馬番
馬名
馬番
競走名
新馬戦(一般競走)
赤褐色馬番
馬名
馬番
競走名
栗毛限定競走(一般競走)
(2023年)
馬番
馬名
馬番
競走名
芦毛限定競走(一般競走)
(2023年)
馬番馬番特別競走
(条件交流競走含む)
水色馬番
騎手所属
騎手名
馬番
競走名
ヤングジョッキーズシリーズ
(特別競走)
馬番
馬名
馬番
競走名
準重賞競走
深緑馬番
馬名
馬番
競走名
SPIII重賞競走
赤褐色馬番
馬名
馬番
競走名
SPII重賞競走
紫紺馬番
馬名
馬番
競走名
SPI重賞競走
紫紺馬番
馬名
馬番
競走名
オグリキャップ記念(SPI)
笠松グランプリ(SPI)
ネクストスター笠松
※内側・外側はスタンド前走路をゴールに向かって走行した場合の視点

笠松競馬場は一般競走が白ゼッケン、特別競走が赤ゼッケンのそれぞれ番号のみが基本。ただし、特別競走のうち2歳JRA認定の特別競走と、時々組まれる「B級以下オープン」や「3歳オープン」といった馬齢限定や一定の格付け以下限定といった条件付きオープン競走は例外で白ゼッケンが使用されています。

新馬戦の馬名入りゼッケンは2023年から導入。競走名「新馬戦(#)」(#はその年の何レース目の新馬戦かを表す番号)が片側に入り、反対側に馬名が表示されています。

準重賞競走以上から馬名・競走名入りとなり、競走格付けごとに配色を変えています。また、位置づけ的に重要視される「オグリキャップ記念(SPI)」と「笠松グランプリ(SPI)」、さらに2歳最高額重賞で2023年から新設された「ネクストスター笠松」の3競走は文字色を他のSPI重賞とは変えており、より特別な競走であることを表しています。

笠松競馬場の特別競走用赤ゼッケン(2018.12.14撮影)

金シャチけいばNAGOYA(名古屋)

地色字色内側外側使用競走
馬番馬番普通競走
馬番
馬名
馬番
馬名
新馬戦(普通競走)
馬番馬番特別競走
(条件交流競走、2歳JRA認定競走含む)
準重賞競走
水色馬番
競走名
馬番
騎手所属
騎手名
ヤングジョッキーズシリーズ
(特別競走)
紫紺馬番
競走名
馬番
馬名
SP重賞競走
深緑馬番
競走名
馬番
馬名
ネクストスター名古屋
ゴールドウィング賞(SPI)
紫紺番:白
名:桃
馬番
競走名
馬番
馬名
東海クイーンカップ(SPI)
馬番
競走名
馬番
馬名
東海ダービー(SPI)
紫紺馬番
競走名
馬番
馬名
かきつばた記念(JpnIII)
深緑馬番
競走名
馬番
馬名
名古屋大賞典(JpnIII)
馬番
競走名
馬番
馬名
名古屋グランプリ(JpnII)
※内側・外側はスタンド前走路をゴールに向かって走行した場合の視点

名古屋競馬場は普通競走では白、特別・準重賞競走は緑の番号ゼッケンを付けるのが基本となっています。
例外は新馬戦と騎手交流戦のみ。新馬戦は2023年から馬名入りとなっており、白ゼッケンで両側に馬名が入ります。「ヤングジョッキーズシリーズ」は年によって揺れがありますが、2023年は水色ゼッケンに黄文字となっています。

重賞競走は2017年途中まで番号のみゼッケンを一部で残していましたが、現在は全て馬名・競走名入りとなっています。格付けで配色を変えており、基本的には馬名入り紫紺ゼッケンですが、「東海ダービー(SPI)」はJRAの「日本ダービー」にあやかったか、ネット上で映像が残っている2007年の段階で既に馬名入り白ゼッケンを使用している他、春の牝馬重賞「東海クイーンカップ(SPI)」では馬名の表記だけ桃色を使用、また2023年から2歳重賞は同年新設の「ネクストスター名古屋」と既存の「ゴールドウィング賞(SPI)」とも深緑のゼッケンとなっています。
一方、ダートグレード3競走はそれぞれで異なる配色を使用、最高格付けとなる「名古屋グランプリ(JpnII)」は黒ゼッケンとなっています。
なお、名古屋競馬の馬名入りゼッケンは、大井競馬場と同じくスタンド前走路でゴールに向かっている場合、競走名の方が観客側に向く形で装着されています。

名古屋競馬場の特別・準重賞で使われる緑地黄文字ゼッケン(2016.12.16撮影)

そのだけいば・ひめじけいば(園田・姫路)

地色字色内側外側使用競走
馬番馬番普通競走
馬番
馬名
馬番
馬名
初出走(新馬)戦(普通競走)
馬番馬番特別競走
(2歳JRA認定競走含む)
馬番馬番市町協賛競走
(特別競走)
紫紺馬番
競走名
馬番
競走名
条件交流競走
(特別競走)
深緑馬番
騎手所属
騎手名
馬番
競走名
騎手交流競走
(特別競走)
赤褐色馬番
競走名
馬番
馬名
重賞競走
※内側・外側はスタンド前走路をゴールに向かって走行した場合の視点

園田競馬場・姫路競馬場の普通競走は白ゼッケン。2019年から初出走(新馬)戦は同じ配色の馬名入りゼッケンとなっています。

特徴的なのが特別競走で、基本は紺地のゼッケンですが、兵庫県内の市町が競走名を付ける「市町協賛競走」は黄色地のゼッケンを装着します。また、条件交流競走は2022年7月から「JRA交流〇〇特別」と競走名が両側に付されるようになりました。また、「ゴールデンジョッキーカップ」等の騎手交流競走は深緑の騎手名入りゼッケンが使用されます。

重賞競走は格付けに関わらず一律で赤褐色の白文字ゼッケンが使われます。特徴的なのは競走名の表示で、地方競馬で唯一、回数が表示されません。

園田・姫路競馬の市町協賛特別競走で使われる黄ゼッケン
(姫路競馬場・2020.2.5撮影)
回数が表記されない園田・姫路競馬重賞ゼッケンの競走名表示
(園田競馬場・2012.5.4撮影)

高知けいば(高知)

地色字色内側外側使用競走
枠番色黒・白馬番馬番普通競走
馬番馬番特別競走
(条件交流競走含む)
準重賞競走
水色馬番
馬名
馬番
馬名
新馬戦
(特別競走)
深緑馬番
騎手所属
騎手名
馬番
競走名
騎手交流競走
紫紺馬番
馬名
馬番
競走名
重賞競走
※内側・外側はスタンド前走路をゴールに向かって走行した場合の視点
*JRA認定競走は記事公開時点で未施行のため不明

高知競馬場の普通競走は各馬の枠番の色をあしらった番号ゼッケンを使用。一方、特別・準重賞は基本的に赤色のゼッケンを付けます。特殊ケースは「全日本新人王争覇戦」などの騎手交流戦で深緑の騎手名入りゼッケンを装着、また2023年から新馬戦は水色の馬名入りゼッケンになりました。

重賞競走は一律で紫紺に黄文字ゼッケンとなっており、高知競馬場全体でゼッケンのパターンは全部で5パターンと、後述のさがけいばに次いでシンプルな設定といえます。

高知競馬場の騎手交流競走で使われる深緑騎手名入りゼッケン(2022.7.18撮影)

さがけいば(佐賀)

地色字色内側外側使用競走
馬番馬番普通競走
(特選競走含む)
特別競走
(条件交流、2歳JRA認定含む)
準重賞競走
水色馬番
馬名
馬番
競走名
新馬戦(普通競走)
深緑馬番
騎手所属
騎手名
馬番
競走名
ヤングジョッキーズシリーズ
(普通競走)
紫紺馬番
競走名
馬番
馬名
重賞競走
※内側・外側はスタンド前走路をゴールに向かって走行した場合の視点

現在ゼッケンのパターンが4つと最もシンプルなのが佐賀競馬場。準重賞競走以下は原則白の番号のみゼッケンとなっており、例外は後述の新馬戦とヤングジョッキーズシリーズのみ。佐賀競馬場は他にも定例的な騎手交流戦がありますが、この際もゼッケンは通常仕様を使用しています。

新馬戦の馬名入りゼッケンは2023年度から導入。同時に開催時期によって「スーパーホープフルデビュー」か「ホープフルデビュー」という競走名も付されるようになったため、馬名と競走名が入ったゼッケンが使われています。

重賞競走は一律で紫紺の黄文字ゼッケンです。余談ですが、S1とS2という重賞格付けが付されていた2012年度途中から2017年度までは、S1格付けのみが紫紺の馬名入りゼッケンを使用しており、S2は白の番号ゼッケンでした。

佐賀競馬場の重賞競走で用いられる紫紺黄文字の馬名入りゼッケン(2022.9.25撮影)

おわりに

ゼッケンは各地方競馬が様々な経緯や趣向を凝らしてきた結果、個性がとても強く出ている部分です。いつもと違うゼッケンを付けているだけで、パドックからいつもと違う雰囲気を演出することができる重要なアイテムであり、今後もレースの新設や体系の見直しなどで新たなデザインのゼッケンが登場するやもしれません。各場のゼッケンは今後も注視していきます。

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